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誰も知らない山奥で、ひっそり謡う、その声は。 木々の隙間を潜り抜け、私のもとへも届くもの。 「素敵な唄だね。君が作ったの?」 彼は謡い続ける。 日光を浴びて体が目覚める ジョウロで水をやれば作物は輝いて 後ろで鳴く動物は急かすように 物思いに耽るなんて柄じゃない 進めなくとも前を見る 語りたくても口下手で 本音はいつも闇の中 知らないフリなど出来はしない 不器用な自分を疎ましく思うこともあるけれど あなたに会うため今日も駆ける この体力は惜しみなく わずかな変化も見逃さず 全てこの目に焼き付けて せめて夢で会えたなら 二度とその手を離さない のんびりゆったり暮らしたい 互いに共に夢を叶えて 歌いましょう 今日この時を あなたに出逢えたしあわせを がさりと音がして、光が満ちて、綺麗なの。 私は背を向けその場を去った。 彼らの想いは見なくとも、手に取るように分かるから。 「貴方への、詩です」 少しの照れといっぱいの愛情を、溢れるぐらいに抱いて。 きっと彼は微笑んで、彼女も笑っているのだろう。 彼の、彼だけの牧場の物語。 小さな彼の精一杯は、音色となって流れ出す。 「……ありがとう。リオン」 昔々、遥か太古の昔から、女神はいたのです。 女神は人を慈しみ、人は女神を敬い、とても幸せに暮らしていたそうな。 彼の心は変わらずに、女神の迷いも消えました。 素直な心で奏でるは、とても綺麗な恋の唄。 しあわせの詩。 詩を10個に分けて、一番最初の文字を繋げると |
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