冬の感謝祭




●G
男 「あのさっ」
女 「ん?」
男 「昨日テレビでやってたんだけどさ、学校とか職場から帰る前にさり気なくカバンのファスナーを開けとけば、女の子がいれやすいからチョコレートをもらいやすいんだって」
女 「ふーん、そう。まあ確かに直接渡すよりはそうかもね」
男 「……だよな……」
女 「…ああ、いる?」
男 「…!」
女 「チョコレート。一人分ぐらい増えても変わらないし」
男 「くれるんなら……欲しい」
女 「じゃあ作ってくるよ。甘いの大丈夫?」
男 「平気。…ありがとう」


●D
男 「そういえば、昨日テレビで言ってたんだが、君は見たかい?」
女 「いえ、昨日は何も。どんな内容だったんですか?」
男 「チョコレートが欲しい時は、ファスナーを開けて机の上に置いておいたら女の子は渡しやすいそうだよ」
女 「確かに、そうですね。でも私はやっぱり直接渡す方が…」
男 「はは…君ならそう言うと思ったよ」
女 「想いが伝わりやすそうだと思いません?それに安全かどうか少し疑わしいですし」
男 「そうだね。それに男としては、やはり直接もらう方が嬉しいよ」
女 「今年は材料がたくさんあるから期待しててくださいね」
男 「え?」


●K
女 「はい、もしもし」
男 『もしもしー、俺だけど』
女 「…ああ、久しぶり。どうかした?」
男 『あのさ、昨日あの番組で――』
女 「あー…見たわよ。チョコレートもらえる方法でしょ?」
男 『そう!ミネラルタウン行きの船にファスナー開けたカバン乗せといたらOK?』
女 「馬鹿。盗まれるわよ」
男 『大丈夫だって!他になにもいれやしないから』
女 「全く…もう。そんなことしなくてもちゃんと送るから、安心しといて」
男 『なんていうかさードキドキ感が欲しいというか…』
女 「私と今話しててなんとも思わないの?」
男 『…いや、ゴメン。悪かった。愛してるよ』
女 「……はあ……」


●R
女 「ねね、昨日のテレビ見た?チョコレートのやつ!」
男 「え?見てないけど、どうかしたの?」
女 「なんかね、男の子が帰り際にカバンのファスナーをさり気なく開けといたら、女の子がいれやすいから、チョコもらいやすいんだって」
男 「へー。でもこの町学校とかないからなあ」
女 「大丈夫!宿屋があるよ、チャンスだよ。頑張って!」
男 「頑張るって…何を?」
女 「もうっ、決まってるじゃん!愛しのあの子からもらうんだよ」
男 「毎年みんな義理チョコはくれるけど……本命は厳しいんだよなあ」
女 「じゃあ今からアプローチに行こうよ。私がアドバイスしたげるからさ、お世話になったお礼に!」
男 「……それじゃあ俺は、宿屋じゃなくて、牧場にカバンを忘れてみようかと思うんだけど、どうだろう?」


●C
男 「ねえ、昨日テレビでやってたんだけど、チョコレートをもらいたければ、机の上にファスナーを開けた鞄を置いておけば良いんだってさ」
女 「成る程ねえ……でも、『欲しい』って言ってくれたらあげるんだから、素直に言ってくれれば良いのに」
男 「それは義理でしょ?本命が欲しいんだよ。なんの努力もせずに本命が手に入るなんて虫が良い話もないからちょっとした努力をするんだよ」
女 「あなたはなんの努力もせずに本命をたっぷりもらってそうだけど?」
男 「ま、僕はね。普段の努力の賜物だよ。でも今年は君のが欲しいな」
女 「……どういう意味?場合によってはあげないわよ」
男 「そのまんまの意味さ。どう?悪い話じゃないでしょう?」
女 「なんだか一回こっきりって風で印象が悪いんだけど」
男 「だって来年のことなんて分からないじゃない。とにかく、今は君のが欲しいの」
女 「……見抜かれてるのが凄く不愉快だから作るのやめようかしら」
男 「まあそうおっしゃらずに。甘いのも辛いのも大丈夫だから、愛情込めたのよろしくね」





G:最初から期待してた人が一人、という感じで。
D:去年は一年目だからきっとまだ貧乏だったんです。
K:ゲームだと送れませんよね。相手は送ってくるのに…。
R:牧場主のテンションが高いのはネタ切れのせいです。
C:彼の頭文字はKでなくてCで良いのでしょうか。
…ごめんなさいっ。(逃



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